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世田谷区、ふるさと納税流出額110億円・・・!

更新日:8月1日

先日の7月24日に行われた企画総務委員会で区からの報告があった「ふるさと納税による区税への影響」について。メディアで報道されていることもあり、知っている方もいるかもしれませんが、令和6年度のふるさと納税による区税額控除額(世田谷から流出した金額)が110億円を突破しました。前年が約99億円でしたので約11億円の増加となりました。




ではでは。いつも「流出額」だけがメディアで報道されますが110億円の流出額について、もう少し詳細な情報を皆さんにお伝えをすると・・・

 

・ふるさと納税をした区民の人数は約15万人(区の人口は92万人)

・300万円~400万円以下の所得層で、ふるさと納税を利用する人数が最も多い。

・4000万円超の所得層の方の一人あたりの寄付額は約170万円・・・

・ふるさと納税をしている人数は40代最も多く27%

・ふるさと納税の金額合計は50代が最も多く31%


※「ふるさと納税による区税への影響」の詳細については下記ファイルからご覧下さい。

 

といったことが特徴として挙げられます。

(データとして見ている分には、とても興味深いところです)


保坂世田谷区長も「100億あったら学校が2つ改築できます!」というような様々なメッセージを発し、区長会等を通じて国に訴えているところですが、物価高に生活苦で少しでもお得に暮らしたい、という区民の皆さんの気持ちはとても分かります・・・

国の制度ですので、ふるさと納税を利用する人が悪いとは思いませんが、区からの流出額が増えれば増えるほど、提供できる区民サービスへの影響が大きくなるのは是非ともご理解をいただきたいところです。


現在、私たちの会派では次年度予算に要望を反映すべく区内で活動されている様々な団体の皆様からヒヤリングを行っています。グループホームなどの施設が不足していること、現在行っている補助金がまだまだ足りていないということ等、様々なご意見をいただいているところです。そういったまだまだ支援が足りていない方々や業界に対して、必要なサービスを届けていくためにも、この110億円という金額が果てしなく大きな金額だと実感をしています。

区としては、国に対して制度変更の要望をしていくとともに、区に対しての寄附を募集する取組みを強化を行っていますし、議会としても対策を求めているところです。※世田谷区へのふるさと納税に対する取組みは、こちらから



また、お住まいの自治体の状況、日本全国の状況については日本経済新聞が提供する「実質収支全国マップ ふるさと納税のリアル」というマップがあります。(ちょっと前に知りました)どういった地域で流入、流出しているのか可視化されていますので、是非お暇な時にでもポチポチ見ると面白いかもしれません。



また、皆さんからもご意見をいただければ幸いです!

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