先月末に「旧北沢小学校後活用に関する説明会」がありまして出席をしてきました。
共有しなければ・・・と思い半月以上が経過をしてしまいました。。。
長々と書いてしまいましたが、お伝えしたいことは2つ!
①旧北沢小学校の後活用として「学びの多様化学校(不登校特例校)」を設置する!
②旧北沢小学校の後活用として、子ども達の遊び場、避難所機能等を整備する!
ということです。
現在、旧北沢小学校は池ノ上小学校の生徒が校舎建替えのために使用をしていますが、今秋から池ノ上小学校の生徒さんは新たに建てられた池ノ上小学校に戻ることから旧北沢小学校の後利用について区議会でも議論が行われているところです。
この旧北沢小学校の後活用は、北沢地域における公共施設の活用という側面があります。また、後活用として「学びの多様化学校(不登校特例校)」を令和8年4月に開校予定で整備するという方針から、世田谷区の今後の学校教育を支える施設という側面もあり、是非とも世田谷区の多くの方にご注目いただけたらと思っております。
ということで、本当に簡単にではありますが、当日の内容についてお知らせします。
世田谷区立学びの多様化学校(不登校特例校)等基本構想(案)について
学びの多様化学校(不登校特例校)とは?
「不登校児童生徒等の実態に配慮した特別の教育課程を編成する必要があると認められる場合、教育課程の基準によらずに、特別の教育課程を編成して教育を行うことができる学校」とされています。(文部科学省の説明)
現在、世田谷区では、令和4年で1500人を超える児童生徒の方が不登校といわれており、その数は更に増加していることが推測されます。
そのため、世田谷区では、令和4年4月に区立世田谷中学校の分教室として学びの多様化学校(不登校特例校)分教室「ねいろ」が開設されています。
しかし、増加する不登校児童・生徒のニーズに対応した教育機会を確保するためにも、新たに多様な学び学校を新たに開設をする方向です。
学校の整備方針については、「11項目の基本構想(案)」と「5つの柱」について説明があり、基本構想、5つの柱を具体化するために今後、基本計画策定委員会を設置し当該委員会において具体的な内容を協議し、令和6年12月頃に基本計画を策定する予定です。
ただいま、基本構想(案)に対して意見募集を行っています(締め切り:8月5日必着)
「ねいろ」はあくまで分教室のため、通常の学校にある施設が全て整っているわけではないため、旧北沢小学校に整備されることになると、全ての機能を持った学びの多様化学校が整備されることになります。
そして、どのような多様な学び学校が整備されるかは大変重要なことですが・・・
旧北沢小学校は令和17年で建設されてから65年となり、上記の議論は今後の10年間の使途についてになります。そこで、10年経過をしたら施設の長寿命化を含めどのように対応するのかということについては、またその時に議論がされることになります。つまり、学びの多様化学校が10年後に廃止となるのか、継続になるのか議論が必要になります。
教育委員会の出席者からの答弁の中で、「学びの多様化学校を永続させる必要はないと考えていて、学びの多様化学校の知見を区立学校に活かしていく」といった話がありました。議会では学びの多様化学校での知見を区立学校にどのように活かしていくのか、いつになったら活かしていくのかという議論がありますが、10年が経過した際にどのように世田谷区の不登校支援、教育が変わる/変わっているのかということも大切な視点です。
旧北沢小学校後活用の考え方について
旧北沢小学校後活用として、多様な学び学校の整備だけを行うわけではありません。
下記の機能が整備をされる予定です。
・「きたっこ」(令和6年12月中移転再開予定)
子ども達の居場所、遊び場
・災害時の避難所機能(継続的に機能の確保)
・校庭・体育館の区民利用(令和6年9月以降に開始)
地域活動団体や地域スポーツ団体による活用
・地域コミュニティの場(調整が済み次第開始)
町会等で利用できるスペース
・ほっとスクール(令和7年度中に開設)
ほっとスクール(教育支援センター)は、心理的理由などにより不登校の状態にある児童・生徒が、体験活動やスポーツなどの集団生活を通して、社会性や協調性を育み自立心を養い、学校生活への復帰や自分らしい進路の実現をめざす施設。
上記のような機能が整備をされる予定です。
詳細につきましては、こちらから確認ください。
北沢地域にお住まいの方だけではなく、世田谷区の教育等に興味のある多くの区民の方からご意見をいただければと思っております!
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